機構案内

大学共同利用機関とは?

南極観測、学術情報ネットワークの運用、データベースの構築および統合化、生物資源やゲノム情報の提供、ネットワーク型共同研究――これらはみな、「大学共同利用機関」ならではの特色を生かした本機構の活動です。一見ばらばらにも見える活動のキーワードである「大学共同利用機関」とは、どのようなものでしょうか?。

大学共同利用機関は、各研究分野における「全大学の共同利用の研究所」として、個別の大学では整備・維持が困難な最先端の大型装置や大量の学術データ、貴重な資料や分析法等を全国の研究者に無償で提供し、個々の大学の枠を越えた共同研究を推進するわが国独自の研究機関です。 昭和46年の創設以来、当該学問分野の飛躍的な発展をはかるうえで必要との研究者コミュニティの強い要望等を受け、国立大学の附置研究所の改組等により、現在までに17の機関が設置されています。各機関の運営には研究者コミュニティのメンバーも参画し、それぞれの学問分野の中核拠点として、全国の研究者の英知を結集した共同研究を実施するとともに、研究者コミュニティの実質的な取りまとめ役や、国際的活動におけるわが国を代表する機関としての役割を果たしています。

平成16年には、大学共同利用機関は、国立大学法人法に基づき4つの独立した大学共同利用機関法人の下に再編され、自立的な環境の下で運営を活性化するとともに、共同利用・共同研究機能の向上や新たな学問領域の創成に向けた戦略的な取組みを推進することになりました。

このような設立の経緯から、大学共同利用機関は研究者コミュニティ、特に大学との緊密な連携のもとに運営されています。「情報とシステム」をキーワードにユニークな視点とバラエティに富んだ研究分野をカバーする本機構においては、700を超える大学や研究機関をネットワークで結び、加えて、大規模データベースを構築して研究者コミュニティに提供することにより、大量データを活用する共同研究を可能にし、学術研究の発展に貢献してきました。今後とも、大学共同利用機関の一員として、大学を中心とする学術研究を支えつつ、研究者の自由な発想を源泉として真理の研究や知識創成を目指す、大学と等質の学術研究機関として活動してまいります。

【大学共同利用機関の機能】

1 先端的研究
研究者の自由な発想をもとに機関独自の最先端研究を進めています。
2 共同利用・共同研究
研究者コミュニティの声を反映させながら、それぞれの学問領域の中核拠点として、全国の研究者に 研究の場を提供します。
3 大学院教育
最先端の研究環境を活用して、大学院生を受け入れ、また総研大の基盤機関として次世代を担う人材 育成に協力します。