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LGBTQをテーマとする講演会を開催しました

 

令和5年8月10日(木)に当機構としては初めてとなる、LGBTQをテーマとする講演会をオンラインならびにオンサイトによるハイブリッドにて開催しました。

講師には全国の大学に先がけてLGBT等に関する基本理念と対応ガイドラインの作成を手がけた筑波大学人間系助教の河野禎之(かわのよしゆき)先生をお招きし、「LGBTQ+に関する基礎知識と基本的な考え方:筑波大学の取組をもとに」と題する講演をいただきました。

当機構のほか、一般社団法人大学共同利用研究教育アライアンス(IU-REAL)の構成機関、また全国の国立大学の教職員が、河野助教ならびに筑波大学の取り組みを熱心に聴講しました。

講演では性的マイノリティの基礎を理解することからはじまり、性の在り様に係る多角的な理解をもとに、偏見に基づく差別を無くすことだけでなく、ダイバーシティ&インクルージョンの観点から海外の優秀な研究者や学生の獲得にも影響を及ぼすものであることに注意を促されました。

また、支援に当たってはサポートという視点以上にエンパワーメントの視点、すなわち、多様な個人が尊重されることにより、安心してそれぞれのパフォーマンスを最大限発揮できるような環境を整備するダイバーシティマネジメントに近い考えが重要との考えを示されました。

講演会終了後は河野助教と当機構執行部との勉強会が行われ、ケーススタディによる質疑応答などにより講演内容の理解を一層深めました。

 
講師を務めた筑波大学の河野助教
講師を務めた筑波大学の河野助教
喜連川機構長より講演会参加者へ趣旨説明
喜連川機構長より講演会参加者へ趣旨説明
熱心に聞き入る喜連川機構長と男女共同参画担当の中野理事
熱心に聞き入る喜連川機構長と男女共同参画担当の中野理事