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私たちの社会を持続可能なものにしていくためには、様々な外界の事象に柔軟に対応していかなければなりません。それらの事象の中には、想定されていたものも、想定されていなかったものもあるでしょう。 2011年3月の東日本大震災を機に、「想定外」の事象への対応に改めて注目が集まっています。「想定外」の事象とは何でしょうか? そのような事象に対して、私たちはどのような備えをすればよいでしょうか?
レジリエンスとは、環境の大きな変動に対して、一時的に機能を失ったにしても、柔軟に回復できる能力を指す言葉で、生物生態学などの分野でよく知られた概念です。私たちの科学技術は、「壊れないシステム」を目指すことに加えて、「壊れたときにどう回復するか」についての議論をもっとしなければならないのではないでしょうか? 本シンポジウムでは、レジリエントなシステムを目指して、幅広く分野横断的に意見交換し、科学的な目を持ってこの問題に取り組んでいく方向性を議論します。「想定外事象」を数理的に捉え、過去の生態系のレジリエンスに学び、さらに現代の人工物におけるベスト・プラクティスを知ることで、科学の新たな地平を切り拓いて行きたいと考えます。 |
コーディネーター: 統計数理研究所 モデリング研究系 教授 丸山 宏 | ||
| 12:30 | 受付 |
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| 講演 | ||
| 13:00-13:05 | 開会の辞 講演動画(Ustream) |
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| 情報・システム研究機構長 北川 源四郎 | ||
趣旨説明 講演動画(Ustream) |
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| 統計数理研究所 モデリング研究系 教授 丸山 宏 | ||
| 13:05-13:45 | 招待講演 |
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| 「サイエンス・ドリブン・イノベーション」 講演動画(Ustream) | ||
| 株式会社 日立製作所 中央研究所 主管研究長 矢野 和男 | ||
| セッション1 | ■「想定外」の数理 |
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| 13:45-14:05 | 稀少事象の統計学」 講演動画(Ustream) 講演資料(PDF)※1 |
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| 統計数理研究所 モデリング研究系 准教授 川崎 能典 | ||
| 14:05-14:25 | リスク管理から考える「想定外」 講演動画(Ustream) 講演資料(PDF)※1 |
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| 統計数理研究所 データ科学研究系 教授 椿 広計 | ||
| 14:25-14:35 | 休憩 10分 |
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| セッション2 | ■生物に学ぶレジリエンス |
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| 14:35-14:55 | 野外生物の環境適応能力 |
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| 国立遺伝学研究所 新分野創造センター 特任准教授 北野 潤 | ||
| 14:55-15:15 | Biological Robustness 講演動画(Ustream) 講演資料(PDF)※1 |
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| 情報・システム研究機構 新領域融合研究センター 特任准教授 馬場 知哉 | ||
| セッション3 | ■レジリエントなシステムの設計と運用 |
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| 15:15-15:35 | 実ネットワークにおける想定内と想定外 講演資料(PDF)※1 |
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| 国立情報学研究所 アーキテクチャ科学研究系 教授 漆谷 重雄 | ||
| 15:35-15:55 | レジリエンスのための人材育成 講演動画(Ustream) 講演資料(PDF)※1 |
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| 国立情報学研究所 情報社会相関研究系 准教授 岡田 仁志 | ||
| 15:55-16:10 | 休憩 15分 |
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| ※1 : 資料の著作権は発表者(制作者)に帰属しています。 | ||
| パネルディスカッション | ||
| 16:10-17:30 | 「システムズ・レジリエンス学創成に向けて」 |
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| 司会:統計数理研究所 モデリング研究系 教授 丸山 宏 | パネリスト: 講演者7名 |
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| 17:30-17:35 | 閉会の辞 |
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| 国立極地研究所 所長 白石和行 | ||
| 終了後 | 意見交換会(会場:学術総合センター3階食堂) |
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大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構
企画課企画係
TEL:03-6402-6215
E-mail:
URL:http://www.rois.ac.jp/
●交通アクセス
東京メトロ半蔵門線/都営地下鉄三田線・新宿線「神保町」A8出口
東京メトロ東西線「竹橋」1b出口
徒歩3〜5分





