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2022年度情報・システム研究機構シンポジウム

-多様な知の創出を加速するデータサイエンスをテーマにシンポジウムを開催

今回のシンポジウムでは、科学技術に関する知見を総合的に活用し的確な対応が求められる地球環境変動やSDGsなどの社会課題や地球規模課題の解決に向けた取り組みについて、データサイエンス研究の紹介を交えたプログラム構成としました。

文部科学省木村直人大臣官房審議官による来賓挨拶、藤井良一機構長による当機構のデータサイエンス促進に係る取り組みを紹介する基調講演に続き、招待講演として、総合地球環境学研究所山極壽一所長より「データサイエンスの可能性と不可能性」、人間文化研究機構木部暢子機構長より「デジタル・ヒューマニティーズによる新たな知の創出 -人間文化研究機構の取組-」と題した講演が行われました。また、当機構の研究所並びにDS施設の研究者から、生物多様性を生み出す遺伝基盤、北極域の気候変化と雪氷圏への影響、円滑なチャットが可能となるポライトエージェント、多分野にまたがるデータサイエンス推進のためのデータベース、統計エキスパート人材の育成に係る取り組みなど、様々な分野や観点から多様な知の創出に関わる研究が紹介されました。

本シンポジウムは当日参加に加え、1月下旬までアーカイブ配信を行い、多数の方に視聴いただいたところであり、分野を超えた研究者同士が参画し、知見を結集することで複雑課題への解決の糸口が見つかる可能性があること、また、それを支えるデータサイエンスが重要な役割を果たすものであることを感じていただける機会となったと考えます。

藤井機構長による基調講演

       藤井良一機構長による基調講演


質疑応答(前半)

       質疑応答(前半)の様子
       下段左に、総合地球環境学研究所山極壽一所長、ほか司会と3名の講演者


質疑応答(後半)

       質疑応答(後半)の様子
       下段右に人間文化研究機構木部暢子機構長、ほか司会と3名の講演者