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堀田凱樹 初代情報・システム研究機構長が、文化功労者に選出されました

本機構の初代機構長(2004~2011)である堀田凱樹博士が、文化功労者に選出されました。
文化功労者顕彰式は11月4日に東京・虎ノ門の「The Okura Tokyo」で行われます。



堀田凱樹博士略歴:
  ほった・よしき。1963年東京大学医学部卒、医学博士(東京大学、1968)。米国カリフォルニア工科大学生物学部門博士研究員、東京大学理学部教授等を経て、国立遺伝学研究所所長(第7代、1997~2004)、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構長(初代、2004~2011)。
  専門は行動遺伝学、発生遺伝学、分子神経生物学。紫綬褒章受章(2013)。

功績:
  堀田博士は、行動遺伝学、発生遺伝学等の分野で活躍されました。特にショウジョウバエを用いたモザイク解析と統計数理の手法から、行動異常の原因となる体の異常部位をマッピングした研究は、多くの研究者に影響を与えました。その他にも、脳細胞を構成するグリア細胞の運命決定を指示するglial cell missing (gcm)遺伝子を発見しました。また、日本にゼブラフィッシュを用いた研究を導入したのも堀田博士でした。国立遺伝学研究所では、所長としてゲノム解析や新分野創造研究の礎を作るなど、常に未来の遺伝学を意識した活動を展開されました。
  その後、大学共同利用機関の法人化を機に情報・システム研究機構(ROIS)の設計・立ち上げに関わることに加えて、初代ROIS機構長として新領域融合研究センター(TRIC)の設置やライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)の設立に貢献されました。