ROIS/I-URIC (大学共同利用機関法人4機構連携企画)
2020年度 若手研究者クロストークを開催しました
情報・システム研究機構では、10年以上継続的に、「ROIS/I-URIC 若手研究者クロストーク」を開催しています。異分野融合と世代間交流の機会創出を目的として、研究者及び総研大生を対象に機構の枠を越えて広く参加者を募るもので、昨年度までは合宿形式により深く議論を行う場を提供してきました。
今年度は、昨今の社会情勢を踏まえ、オンライン交流スペース(Spatial Chat)を用いたポスターセッションを開催しました(新たな試み1)。20件のポスター発表ではそれぞれ熱心な議論が繰り広げられ、今後の共同研究に向けた議論に及ぶものもありました。
新たな試み2は、ベストポスター賞の設定です。投票基準として下記を設定し、参加者全員が投票する仕組みとしました。
・今後が期待でき、自らも参加したくなるような発表
・共同研究への発展に向けた研究シーズを掘り起こすもの
・異なる分野の方への問い掛けや呼び掛けをしており、今後の広がりを感じる発表
・異なる分野の研究者や学生にも理解が及ぶよう工夫された発表
その結果、下記の方が選ばれ、2021年1月27日のフロンティアコロキウムとの合同イベントにて、受賞式と受賞者記念講演を行いました。
学生部門: 伊藤慧(総合研究大学院大学/国立天文台) Ancient relation between galaxies' properties and the environment revealed by Subaru Telescope
研究者部門:渡辺佑基(国立極地研究所) Foraging ecology of Baikal seals in Lake Baikal
本企画を通した他分野の研究者との交流によって、ご自身の研究の発展的な将来像を描き、機構を超えた研究者ネットワークを構築されることを期待します。
企画委員会一同
ポスターセッション会場
ベストポスター賞受賞者(左:渡辺佑基氏、右:伊藤慧氏)