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G7仙台科学技術大臣会合の共同声明に係る取り組みを紹介します

2023年5月19日

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構


 2023年5月12日から14日に開催されたG7仙台科学技術大臣会合において、「G7 Science and Technology Ministers’ Communique」が取りまとめられました。
 科学技術における自由と包摂性の尊重とオープンサイエンスの推進をトップに掲げ、FAIR原則に沿って、科学的知識、研究データ及び学術出版物を含む公的資金による研究成果の公平な普及により、オープンサイエンスの拡大のためにG7各国およびEUは協力するとしています。
 情報・システム研究機構(ROIS)では、国立情報学研究所(NII)にいち早くオープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)を設置し、これまで国内学術研究活動における学術論文および研究データなどを管理、公開、検索できる学術基盤を構築、国内におけるオープンサイエンスを推進してまいりました。
 2017年からはNII研究データ基盤(NII RDC)の開発に取り組み、研究データのライフサイクルに即した3つの基盤「管理基盤(GakuNin RDM)」、「公開基盤(WEKO3)」、「検索基盤(CiNii Research)」を構成する情報基盤として、2021年に本格運用を開始しました。今後、2027年までに3つの基盤を7つの側面から高度化することを目指しています。
 当機構としては、今回のG7科学技術大臣による共同声明を受け、より一層のオープンサイエンスの推進に取り組んでまいります。


■G7仙台科学技術大臣会合(概要)
   https://www8.cao.go.jp/cstp/kokusaiteki/g7_2023/2023.html
■オープンサイエンス基盤研究センター NII研究データ基盤(NII RDC)の概要
   https://rcos.nii.ac.jp/service/
■フランスのSylvie Retailleau大臣らがNIIを来訪
   https://www.nii.ac.jp/news/2023/0511.html